Kaimin Labo

お問い合わせ
 
カート

2018.05.21

スペシャルインタビュー

Kaimin Laboのある岡山県は、ジーンズファンの間では有名な産地として知られています。

特に岡山県倉敷市“児島地区”は、ジーンズの縫製・加工工場など

ジーンズ関連の企業が多く集まっています。

ビッグジョンやベティスミス等、児島発ブランドも少なくありません。

海外の高級ブランドも岡山から生地を仕入れたり、加工を児島で行う等、国際的にも

「デニム・ジーンズの聖地」として知られるようになっています。

 Kaimin Laboの児島デニム商品はそんな児島の老舗デニムメーカー 

株式会社ショーワで織られた上質な生地を使用し、

カジュアルかつ睡眠にも適したアイテムに仕上げました。

4月末、Kaimin Labo取材班は、完成した児島デニムパジャマを持って、

児島にあるショーワさんの本社を訪問。

生地についてはもちろん、児島についてお話を伺ってきました。

 

株式会社ショーワ 

デニムの聖地、児島で独自の生地を織り続けているデニム製造メーカー

織物は歴史のある産業の中で、分業体制で発展してきたが、その中で、

染め、織りから仕上加工までを一貫して行っている、日本でも数少ないデニム製造メーカーである

創業77周年を迎える

 

児島とデニムの深いつながり

どうして児島で繊維産業が発達したのかというと、江戸時代初期(1600年頃)まで、

岡山県南部は海に覆われていました。つまり、児島は昔、「島」でした。

その後、備前藩により、干拓事業が進められ、児島と本州は陸続きになりました。

かつて海だったところを干拓したことにより、土の中の塩分濃度が非常に高かった為に

米作ではなく塩分に強い「綿花栽培」がより重要な産業になりました。

岡山県は“晴れの国”とも言うように、日照時間が日本でトップクラスで長く、

また年間を通じて気温が高いです。

これら要素が綿花栽培に適しているので、日本でも有数の繊維産業が盛んな地域へと

発展してきました。

 

 

 

理想の生地を求めて

地域としても、素材としても注目を浴びているデニムを使ったパジャマを商品化したいと

思った時、ショーワさんの生地にたどり着きました。

「パジャマにデニム」と聞くと、色落ちはしないか?生地が硬くてつっぱりそう、

と思うお客様もいるかもしれない。

それらの不安要素を取り除いて、“デニムでパジャマ”を実現するべく、何度も商談を重ねました。

柔らかな肌触りにこだわりたいパジャマには、厚みを抑え、染め方にもひと工夫ある

デニム生地を採用することに。

通常のインディゴ染料のデニムと違い、色落ち・色移りしにくく、毎日の洗濯にも耐えられる

生地に仕上げました。

生地の段階でも洗いをかけているので、風合いが増し、着心地も柔らか。

 

児島デニムシリーズはこちらから

 

 

 

 

完成品を前にして

児島デニムパジャマは、正真正銘、児島で染めて児島で織った生地です。

 

ショーワさんは海外の展示会 プルミエールヴィジョンにも2005年以降連続出品しています。

また、経済産業省が認定する「地域未来牽引企業」にも選定されており、

更に倉敷市50周年記念の くらしきコットンプロジェクトにも参加しています。

「ものづくりに対しては、自信をもっていいとお客様に言える製品を手掛けています。」と

力強く話す平井さん。

今回の児島デニムパジャマももちろんそう。

児島デニムで使った商品は、生地の段階でワッシャー(生地の段階で洗いをかける工程)

をしているので、柔らかい着心地になっています。

レディースの商品にお客様が多いショーワさんでは、パリッと硬い素材感よりは

柔らかい素材感をだす商品が多く、洗濯をすると、肌に添う(馴染む)肌ざわりが柔らかいので、

素材感を楽しんで頂けます。

メーカーとして、常に新しい領域への探求心を忘れないショーワさん。

様々な取り組みに対して、『挑戦してみました』 と笑顔で語る姿が印象的でした。

 

 

 

完成したパジャマを手に記念の1枚 Kaimin Laboの 瀬良(左) とショーワ 平井さん(右)

 

児島ジーンズストリート

 児島ジーンズストリートは、ジーンズの聖地として、

レトロな雰囲気のある味野商店街を中心に、児島産ジーンズメーカーなどが出店しています。

旧野﨑家住宅前から味野第2公園までの400メートル程のストリートに、

地元ジーンズメーカーのショップが連なり、個性あふれるジーンズ製品が揃います。

  また、ジーンズ以外にも魅力的なお店が軒を連ねていて、JR児島駅から徒歩15分ほどの所にあるので、利便性も抜群です。

 

ショーワさんを後にした取材班は、児島ジーンズストリートを散策することに。

さすが、晴れの国岡山というだけあって気持ちの良い晴天にも恵まれ、

久しぶりにジーンズストリートを練り歩きました。

 

デニム色に舗装された道路 
 赤線と白線はジーンズの赤耳をイメージしています

 

ジーンズストリートの写真と言えばコレ!

ロープに吊るされたジーンズ

洗いざらしのジーンズ

 

児島デニムシリーズはこちらから