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2022.11.01

朝起きたら顔のむくみが…、その原因と対策

 

【第28回】朝起きたら顔のむくみが…、その原因と対策

 

朝起きたら、顔がパンパン!

 

そんな日は朝から憂鬱になりますよね。
顔のむくみは、余分な水分が皮下にたまっている状態です。
その原因としては、次のことが考えられます。

 

枕を使っていない

 

人は横たわると、下半身にたまっていた水分が低い部位に移動していきます。枕を使わないと頭の位置が低くなるので、顔がむくみやすくなります。日中は心臓より高い位置にあるのが頭部です。睡眠中も適切な高さの枕を使い、心臓より頭を高く保ちましょう。バスタオルを折りたたんで、2cm程度の厚みにするだけでも大丈夫です。

 

 

うつ伏せで寝ている

 

うつ伏せ寝の状態だと、顔の位置がさらに低くなって、顔がむくみやすくなります。首がねじれたり、顔が圧迫される姿勢なので、できればあお向けや横向きの方が、体への負荷は減少します。うつ伏せで寝る場合は、クッションをいくつか組み合わせて顔の位置を少し上げてみてください。

 

 

塩分のとりすぎ

 

塩に含まれるナトリウムには水分を抱え込む性質があるため、過剰な塩分摂取はむくみの原因になります。水分の排出をスムーズにできなくなり、体内に溜まってしまうからです。お酒のつまみは塩分が多いので、とりすぎないように気をつけてください。

 

 

お酒の飲みすぎ

 

アルコールを分解する過程で、水分が必要となります。また、お酒は利尿作用もあるので、脱水が起こりやすく、体は危機回避のために血管内に水分を取り込もうとします。それが、むくみとなって現れるのです。お酒は水と交互に飲みながら、飲みすぎないように心がけましょう。

 

 

睡眠不足

 

睡眠時間が短すぎたり、眠りが浅いと、ホルモンバランスや自律神経が十分に調整できず、むくみやすくなります。お酒、タバコ、カフェイン、夜食、寝床スマホなど睡眠に悪影響がある習慣は避け、深夜0時までに就寝しましょう。夜型は睡眠が浅くなることがわかっています。必要な睡眠量は個人差がありますが、7時間程度の睡眠を確保しましょう。

 

 

むくんだ顔の手軽な解消法は、リンパマッサージです。
鎖骨と首を中心に、やさしくマッサージしてみてくださいね。

 

 


三橋 美穂(快眠セラピスト・睡眠環境プランナー)

寝具メーカーの研究開発部長を経て、2003年に独立。これまでに1万人以上の眠りの悩みを解決してきており、とくに枕は頭を触っただけで、どんな枕が合うかわかるほど精通。全国での講演や執筆活動のほか、寝具や快眠グッズのプロデュース、ホテルの客室コーディネートなども手がける。主な著書に『眠トレ!ぐっすり眠ってすっきり目覚める66の新習慣』(三笠書房)ほか、日本語版を監修した『おやすみ、ロジャー 魔法のぐっすり絵本』(飛鳥新社)はシリーズ累計115万部を突破した。https://sleepeace.com/