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2021.11.02

自分のベストな睡眠時間を知る方法

 

【第17回】自分のベストな睡眠時間を知る方法

 

みなさんの睡眠時間は、どれくらいですか?

平日と休日の睡眠時間の差が、2時間以上あると赤信号です。

睡眠不足によってメンタルや身体に支障をきたし、

本来のパフォーマンスが発揮できていない可能性があるからです。

 

では、自分にベストな睡眠時間は、どうしたら知ることができるのでしょうか?

 

1週間ごとに睡眠時間(寝床にいる時間)を変えて、

日中の体調や気分を観察するとわかります。

1日だけでは、何が影響しているかわからないからです。

 

私の場合は、30分ずつ変えていきました。

・1週目は 8時間
・2週目は 7時間30分
・3週目は 7時間

 

 

3週目を終えて、自分のベストな睡眠時間は7時間30分だとわかりました。

 

その週は日中の集中力がとても高く、夕方になっても疲れや眠気がなく、

ものすごくパフォーマンスが高かったからです。

7時間睡眠も悪くなかったのですが、7時間30分と比べると夕方に少し疲れを感じました。

 

7時間睡眠の時は寝つきも早く、途中で目覚めることもほとんどありませんでした。

深く眠れた実感はありましたが、日中のパフォーマンスは7時間30分の方が高かったのです。

 

自分でも意外な結果でした。

 

睡眠は深く眠れればよいわけではなく、長さのバランスが大切です。

 

睡眠時間が短ければ深くなりますが、記憶の整理をしたり、

心の疲れをとっている睡眠後半に増える浅い睡眠が削られてしまうからです。

 

人それぞれにベストな睡眠時間は違いますが、働き世代の多くの人は7~8時間の間にあてはまるでしょう。

高齢になると短くなっていくのが一般的なので、6~7時間が目安です。

 

私は7時間30分がベストだとわかっても、もちろん取れない日もあります。

そんな時は、短時間の仮眠をしたり、夜早めに就寝して調整しています。

 

ぜひゲーム感覚で、ベストな睡眠時間をみつけてみてください。

 

 


三橋 美穂(快眠セラピスト・睡眠環境プランナー)

寝具メーカーの研究開発部長を経て、2003年に独立。これまでに1万人以上の眠りの悩みを解決してきており、とくに枕は頭を触っただけで、どんな合う枕がわかるほど精通。全国での講演や執筆活動のほか、寝具や快眠グッズのプロデュース、ホテルの客室コーディネートなども手がける。主な著書に『眠トレ!ぐっすり眠ってすっきり目覚める66の新習慣』(三笠書房)ほか、日本語版を監修した『おやすみ、ロジャー 魔法のぐっすり絵本』(飛鳥新社)はシリーズ累計115万部を突破した。https://sleepeace.com/